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science

カイロは手のひらの暖炉である

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冬の通勤時にポケットへ入れる使い捨てカイロは、開封から数分で温かさが広がり、火も煙も出さずに数時間にわたって熱を保ち続ける。中身は鉄粉、活性炭、塩、水の四つで構成されている。開封によって内部へ酸素が流入すると、塩が触媒となって鉄粉の酸化、つまり錆びる反応が始まる。このとき発生する熱を利用しており、活性炭が酸素を吸着して反応速度を抑えることで、炎を上げない低温のまま長時間の発熱を実現している。鉄粉は最終的に酸化鉄へと変化し、水は反応の場を提供する役割を担う。こうした仕組みは低温…

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